台風19号 山梨の秘境にドローンで物資空輸 県道崩落

 台風19号の被害で孤立に近い状態が続いている山梨県早川町奈良田地区に対し、町は31日、小型無人機ドローンで燃料や食料などを空輸した。

 町中心部と地区をつなぐ県道が崩落し一時孤立。迂回(うかい)路として整備された林道は車で1時間半ほどかかり、12世帯29人の住民は不便な生活が続いている。

 空輸はドローン製造販売会社のサイトテック(同県身延町)が町に無償協力を申し出て実現。ドローンが木に引っかかるアクシデントもあったが、崩落部分を飛び越えて7往復し、掘りごたつ用の豆炭7袋や野菜、牛乳などを届けた。

 同社の斉藤邦男社長は「全国の被災地で検証したい」、町の担当者は「とても助かった。住民の意見を聞いて、町として予算を出すか検討したい」と話した。

 奈良田地区は「秘境」として知られ、奈良時代に女帝の孝謙天皇が退位後に湯治で滞在したという伝説が残っている。

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