玉城沖縄知事「首里城、一刻も早い復元に全力」 国に協力要請へ」

 沖縄県の玉城デニー知事は31日、那覇市の首里城火災を受けた対策本部会議を県庁内で開き、「一刻も早い首里城の復元に向けて全力を尽くしてまいる。皆さまのご理解とご協力を切に切によろしくお願いいたします」と述べた。その上で、11月1日に上京し、菅義偉官房長官や国土交通省、内閣府に対し、協力を求める考えを示した。

 玉城氏はまた、「言葉に言い表すことのできない喪失感に包まれ、本当に胸が痛む思いでいっぱいだ」と述べた。また、今回焼失した正殿など首里城公園の有料地区の管理は今年2月に国から県に移管されていることを踏まえて「火災により、近隣住民、沖縄県民、関係各所に多大なご迷惑をおかけし、大変遺憾に存じます」と述べた。

 対策本部会議の終了後に開かれた記者会見では「必ず復元します。全身全霊で取り組んでいく」と改めて強調した。ただ、復元に向けた予算に関し、富川盛武副知事は「具体的にこれから計算していく段階なので、今の時点で(所要額の)想定はなかなか難しい」と述べた。

 こうしたこともあり、玉城氏は寄付金を受け付けるため、口座開設に向けた準備を進めていることも明らかにした。県都市公園課によると、31日夕現在で、電話やメールなどで約30件の寄付申し出があったという。

 玉城氏はまた、焼失した可能性がある首里城所蔵の文化財は1000点以上に上るとの見解も示した。その上で「かつて所蔵していた品々について、首里城に帰還させたいというお願いができるのであれば、協力、支援をお願い申し上げてたい」と述べた。沖縄戦や米軍統治時代に散逸した文化財を念頭に置いているとみられる。

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