台風19号 避難所でインフル無料集団接種 福島・伊達市

 台風19号による記録的大雨により甚大な被害を受けた福島県伊達市で避難所で生活する人を対象に、無料のインフルエンザ予防接種が行われた。今年は例年より早くインフルエンザの流行が始まっており、避難所での蔓延(まんえん)も懸念されることから、集団接種に踏み切った。

 予防接種は27日、151人が避難生活を送る同市の梁川寿健康センターで行われた。市内に2カ所ある他の避難所の住民らは送迎を行って対応した。午前10時に受け付けが始まると、一時は長い列ができた。

 自宅1階が水没し、同センターで避難生活を続ける女性は「インフルエンザの流行が怖いので、ありがたい」と言って接種を受けた。同じ避難所で暮らす73歳の男性は「疲労が限界まできている。抵抗力も落ちているはずだ。インフルエンザの予防接種は初めてだが、受けることにした。これから寒くなるので不安だ」と、心配そうな表情で話していた。

 同市健康推進課の伊藤加与子課長は「インフルエンザの避難所での蔓延と重症化は、なんとしても防ぎたい」と強調した。

 伊達市では28日から11月30日まで、市内などの医療機関で、被災者を対象にインフルエンザの個別接種を無料で行う。台風19号で被災し、自宅が全半壊や床上浸水するなど、一定の条件に該当する市民が対象になる。

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