【台風19号】災害廃棄物 長野市と自衛隊、ボランティアで処理へ

 台風19号の豪雨被害により、長野市の長沼地区で大量に発生した災害廃棄物の廃棄処分について、長野市とボランティア、自衛隊の3者は、新たな試み「Operation:One NAGANO」に乗り出した。役割分担を明確にして廃棄処分を迅速に完了させる狙いがあり、ボランティアの確保が最大の問題となっている。被災地の景色を一日でも早く、元通りに-。(松本浩史)

 長沼地区では現在、被災者が廃棄した家電や布団、棚、畳など災害廃棄物の捨て場所が点在している。長野市は発災直後、近くの市立豊野東山第1、2運動場を仮置き場に指定したが、約1週間で満杯となり、被災者が道路脇などに廃棄物を置くようになったためだ。

 あふれた廃棄物が復旧作業の妨げになる弊害も出てきたため、市は対応策を検討。その結果、市とボランティアが被災者と協力し、道路脇などの廃棄物を地区内の市立赤沼公園と国道18号の大町交差点付近に搬出し、夜間帯に自衛隊が一気に地区外に持ち出す「One NAGANO」を始めることにした。

 初日となった26日には、ボランティアが用意した軽トラックが地区内を回り、廃棄物を荷台に載せて赤沼公園などに搬出。約2000立方メートルの廃棄物を、自衛隊の車両延べ計187台が地区外に持ち出した。

 ただ、同日、ボランティアに参加したのは約1800人。県社会福祉協議会の関係者は、今後も廃棄物の増大が見込まれているとして、「毎日、2000人くらい来てほしい」と、1人でも多くの人に参加してもらいたいと訴える。

 今週末は、11月3日が国民の祝日「文化の日」で、振り替え休日の4日を含め3連休となるため、「天候に恵まれ、参加者が増えれば、廃棄物の処理が随分と進む」(同)と期待している。

 参加希望者は、長野市社会福祉協議会のホームページやフェイスブックで、募集定員やアクセス方法などの詳細を確認できる。

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