台風19号 長野・豊野西小学校が授業と給食再開「1日も早く元の生活へ」

 「やっと学校に行けるよ」-。台風19号の豪雨被害で、休校となっていた長野市立豊野西小学校で28日、約2週間ぶりに授業と給食が再開され、午前7時半ころからマスクをした児童らが次々と登校した。

 児童たちは、校門で出迎えた宮下孝茂校長や同市教育委員会の職員らに、「おはようございます」と元気にあいさつし、授業の再開を心待ちにしていた様子がうかがえた。校内放送では、「今日も一日、元気で過ごしましょう」と呼びかけていた。

 同校は被害を免れたものの、体育館が避難所として使用されており、そこから登校する児童もいる。児童の通学とは入れ違いに、自宅の復旧に軽トラックなどで向かう被災者の姿もみられた。

 小学1年生と4年生の子供を車で送ってきた母親は、被災はしなかったといい、「授業と給食が再開されれば、被災した家族のご両親も日中は、自宅の片付けに集中できるのではないか。一日でも早く、元の生活に戻ってほしい」と気遣っていた。

 同校には342人の児童が通っており、被災した児童数についてはこれから正式な調査をするという。体育館には現在でも、200人以上の被災者が生活をしているため、当面は体育館とグラウンドの使用はしない。

 宮下校長は「子供たちにとって安心な学校になるよう、切ない思いをさせないよう配慮していきたい」と話していた。

 同市教育委員会によると、豪雨被害を受けて現在も休校となっている小中学校は長沼小学校と豊野、東北両中学校の計3校で、再開に向けて清掃などの作業を進めているという。

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