記録的豪雨、死者10人不明1人 27河川浸水、土砂災害も

 台風21号や低気圧の影響による関東から東北にかけての記録的な大雨で、千葉市緑区の土砂災害現場や福島県相馬市で26日、新たに6人の死亡が確認され、死者は2県で計10人となった。相馬市では1人が行方不明になった。国土交通省によると、千葉県で15河川が氾濫。これを含め福島など5県の計27河川で堤防から越水するなどの浸水被害が確認された。25日、学校や校外学習先から児童生徒計約1200人が帰宅できず、校舎などに宿泊した。

 成田空港では25日夜、約3千人が一夜を明かし、千葉県内では一時1800人以上が避難した。

 国交省は今回の大雨でにより、台風19号で堤防が決壊した河川のうち福島県の夏井川など4カ所で水があふれ、浸水被害が発生したと明らかにした。

 千葉県によると、26日午後6時時点で41戸の床上浸水と137戸の床下浸水を確認。県内では最大約4700戸が断水した。

 千葉県では9人が死亡。うち4人は冠水した道路で車が水没したり、車ごと川に流されたりした。千葉市緑区では25日に土砂崩れが起き住宅3棟が全壊、60代の男女と40代女性の計3人が死亡した。県内では他に長南町で男性2人、長柄町で男性2人、茂原市で男性1人、市原市で女性1人が亡くなった。福島県相馬市では25日夜に60代の女性と30代の息子が乗った軽乗用車が流された。26日に市内の砂浜で女性の遺体が見つかったが息子は行方不明。

 交通機関の乱れも続き、JR東日本は千葉県内の総武線などで運転を見合わせた。災害拠点病院の千葉県循環器病センター(市原市)などの医療機関も一部で浸水した。

 気象庁によると、千葉県では25日午後には市原市で12時間降水量が280ミリ、佐倉市や鴨川市で240ミリを突破、半日で10月の平年値を超えた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ