「ここからがスタート」再びの水害で後片付けに追われる住民ら 台風19号被災の宮城・丸森

 台風19号に伴う阿武隈川の氾濫に続き、25日の大雨で再び市街地が浸水被害に見舞われた宮城県丸森町では26日、住民たちがボランティアらの手を借り自宅の後片付けに追われた。人的被害は確認されていないものの、道路には泥があふれ、復興の妨げに。ただ、「ここからスタート」と前向きな声も聞かれた。

 「午後7時に帰ってきたときは、道路はまだ大丈夫だった。1時間ほど後には川のようになっていて避難所へは行けなかった」。同町飯泉のバス運転手の星竜也さん(43)は前日夜の雨の激しさをこう振り返る。自宅玄関は再び泥で埋まってしまったが、「『またか』というよりもここからスタート。やるしかない」と自らを鼓舞していた。

 隣家の小野大治さん(86)は親戚(しんせき)の家に避難したが、自宅前には膝下の高さまで水がたまった。玄関周りの泥をモップで掃き出しながら、「しんどい。また雨に降られると困る」とうなだれた。

 同町福沢前の調理師、高橋典子さん(58)の自宅横を流れていた水は前日の2倍ほどにかさ増しされているという。「自衛隊が土嚢(どのう)を積んでくれていたが流された。台風19号で20センチくらいたまった玄関の泥を掻き出したのに…」と肩を落とした。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ