東武日光・佐野線が運転再開 観光客の出足回復に期待

 台風19号の影響で運転を見合わせていた東武日光線と佐野線が、24日の始発から全線で運転を再開した。日光線の東武日光駅(栃木県日光市松原町)では同日朝、東武鉄道関係者や地元の人々が利用客を出迎え、運転再開を喜んだ。

 日光線と佐野線は、台風19号の影響で線路の砕石(さいせき)が流失したり、橋脚の基礎の土砂が流されたりするなどして、12日から一部で運転を見合わせていた。当初、日光線の全面復旧を25日と見込み、佐野線については未定だったが、工事が順調に進んだため、予定より前倒しして24日の再開となった。

 東武日光駅ではこの日朝、関係者約20人が「ようこそ日光へ」と声をかけながら、利用客に観光パンフレットなどを手渡した。観光に訪れた神奈川県茅ケ崎市の会社員、内野幹偉門(かんいもん)さん(33)は「車で来るとお酒が飲めないので、再開はありがたい。東照宮などを楽しみたい」と笑顔だった。

 地元関係者は運転再開に胸をなで下ろした。同駅の阿久津孝行駅長は「お客さまには大変不便をおかけした。今年は紅葉がこれから見頃を迎えるので、是非日光へ来てほしい」と話した。

 また、市観光協会の福田栄仁(えいひと)事務局長は「ここ10日ほど、日光を訪れる人が少なくなっていた。これでお客さまが安心して来られるようになった」と、観光客が戻ることを期待していた。

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