台風19号 「ゼロメートル地帯」に防災啓発ショップ 東京・江戸川

 区の面積の7割が満潮時の海面より低い「ゼロメートル地帯」で、台風19号により4人が軽傷、42棟が一部破損した東京都江戸川区。備蓄食や非常用トイレなど、さまざまな防災グッズを取りそろえる防災、防犯ショップ「ライフザック」が22日、同区中央にオープンする。啓発イベントも開催予定で、担当者は「防災意識を高めるきっかけになれば」と話している。

 学校向けの教材や防災グッズの販売などを手がける三和商事(本社・千葉県船橋市)が運営。さまざまな製造業者の商品のほか、子会社が製作したオリジナル商品も陳列される。

 備蓄食が並ぶ棚には、おなじみの「乾パン」だけでなく、5年以上保存できる柔らかいパンや、水を入れるだけで作れるカスタードクリーム、パスタなどもあり、製造から少し時間が経過したアウトレット品も値段を下げて販売する。

 災害時に使える非常用使い捨てトイレを、トイレットペーパーのようにロール状にして場所を取らずに保管できるようにした同社のオリジナル商品「くるくるトイレ」や、常時身につけることで、災害で生き埋めになった際に助けを呼ぶのに使える軽量の笛「サイコール」などもある。

 NPO法人日本防災士会参与の半田亜季子氏が協力した、水害の際に水に浮くリュックサックなど、新商品も開発中という。備蓄食の試食会や、自動体外式除細動器(AED)の使い方講座などのイベントも予定する。

 店の運営に携わる同社の大西紀子さん(53)は「あまりなじみのない防災用品を手にとって見てもらうことで、自分で災害から身を守る『自助』を考える助けになれば」と話している。

 問い合わせは同店(03・3674・0181)。

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