高齢者らの口座から2億円超着服 池田泉州銀の行員、懲戒免職

 池田泉州銀行は11日、男性行員(38)が平成19年5月から今年7月にかけて、顧客の口座から計2億2600万円を不正に引き出し着服していたと発表した。この行員を10日付で懲戒解雇処分とし、また業務上横領罪で大阪府警曽根崎署へ刑事告訴する方針。鵜川淳頭取や当時の上司らの処分も検討している。

 同行は記者会見を開き、鵜川氏は「顧客の信頼を裏切り大変申し訳ない」などと陳謝。「事務ルールの見直しなど再発防止策を講じたい」と述べた。

 同行によると、男性行員は阪南支店(大阪府阪南市)、服部支店(豊中市)、桃山台支店(吹田市)で個人営業を担当。投資信託の購入や新規口座の開設を理由に、顧客の口座から不正な出金を56回繰り返した。被害者は50~80代が中心で、そのうち80代の女性は約7300万円の被害にあったという。

 今年9月に顧客からの問い合わせで発覚。同行の調査に対し、男性行員は「自分の言うことを信じる人を選んだ」などと話した。着服金はギャンブルなどに充てていたという。被害額は同行が全額弁済する方針。

 また同行は、難波支店の派遣社員の男性(60)が集金先の3社から計695万円を着服していたことも発表した。刑事告発を検討している。派遣契約を解除し、被害者には弁済した。

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