原告側「妥当な決定」 大川小訴訟終結で会見

 東日本大震災の津波で児童・教職員84人が犠牲になった大川小(宮城県石巻市)をめぐる訴訟で、最高裁が宮城県と石巻市の上告を退ける決定をしたことを受け、遺族側の原告団が11日、仙台市内で会見を行った。会見で遺族らは安堵(あんど)の言葉を口にするとともに、同じような悲劇を繰り返さないよう訴えた。

 原告団代理人の吉岡和弘弁護士は「(2審の仙台高裁判決は)学校教育に関わる全ての人が、高い注意義務を持って子供を守らなければならないと判断したところが画期的だった」と指摘。最高裁が2審判決を維持した決定に「妥当で、今後、大きな意味を持つだろう」と述べた。

 長男の大輔君=当時(12)=を亡くした原告団長の今野浩行さん(57)は、市と県の上告棄却の決定を受けて「本当にほっとした」と安堵の表情。今野さんは「学校が子供の命の最後の場になってはいけない。1人でもそういう子供を減らせるような取り組みが必要だ」と訴えた。

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