大津いじめ自殺8年 大津市長らが黙祷

 いじめを受けていた大津市の市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が平成23年に自殺してから11日で8年となった。越直美市長らが市役所で黙(もく)祷(とう)したほか、男子生徒が通っていた中学校では命の尊さなどについて考える全校集会が開かれ、男子生徒の冥福を祈った。

 市職員ら55人とともに黙祷した越市長は「いじめ対策に終わりはない。亡くなった男子生徒のつらさや無念さを思って進めなければならない」と述べた。

 男子生徒が通っていた中学校で開かれた全校集会では、病気で亡くなった少女が作った「電池はすぐにとりかえられるけど 命はそう簡単にはとりかえられない」と命の尊さを訴える詩を生徒が朗読。命を大切にし、人を思いやる学校作りを進めることを誓った。

 男子生徒の自殺がきっかけとなり、25年に学校にいじめ事案の調査や報告を義務づける「いじめ防止対策推進法」が成立。

 遺族が元同級生らに損害賠償を求めた訴訟では今年2月に、大津地裁がいじめと自殺の因果関係を認め、元同級生2人に計約3750万円の支払いを命じた。2人は判決を不服として控訴している。

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