神奈川逃走男の初公判 「包丁振り回していない」一部争う構え

 窃盗罪などで実刑確定後に刑務所への収容を拒んで逃走したとして、公務執行妨害などの罪に問われた無職、小林誠被告(43)=神奈川県愛川町=の初公判が11日、横浜地裁(加藤学裁判長)で開かれた。小林被告は起訴内容を大筋で認めたものの、「包丁を振り回したことは認められない」と述べ、事実関係の一部で争う構えをみせた。

 冒頭陳述で検察側は、事件当時、検察事務官が収容のため訪れたことを告げると、「ふざけんな。俺んちなんだから出ていけ」などと言って、台所の流し台の下から取り出した包丁を事務官らに振り回して威嚇し、車で逃走したと指摘した。

 一方で弁護側は、被告人が包丁を手に持っていたことは否定せず、その行為自体が公務執行妨害罪に当たることについては争いがないが、「被告人は自分が(包丁を振り回す)殺人鬼のように報道されたことによって、社会的に村八分のようにされた家族を救うため、真実を明らかにしたいと希望している」などと主張した。

 起訴状などによると、小林被告は6月19日、収容状を持って自宅を訪れた検察事務官2人に対して包丁を振り回して公務を妨害。その後、同県横須賀市の建築業、幸地大輔被告(39)=犯人蔵匿罪などで公判中=に「シャブ(覚醒剤)が抜けるまでかくまってほしい」と、逃走の援助を依頼したなどとしている。

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