台風15号、静岡・河津町で橋が流される被害

 非常に強い台風15号が8日深夜から9日未明にかけて最接近した影響で、静岡県内では伊豆半島を中心に猛烈な雨や突風被害が相次いだ。8日深夜に稲取(東伊豆町)では瞬間最大風速48・3メートルと観測史上最大を更新。屋根が吹き飛ばされるなどの物的被害が出たほか、下田市や熱海市で5人がけがをした。

 天城山(伊豆市)では9日午前0時20分までの1時間に109・0ミリの猛烈な雨が降り、観測史上最大を記録した。

 県などによると、下田市で止まっていた車が横転し、42歳男性と51歳女性がけがをして救急搬送され、ほかにも転倒やガラスの破損による切り傷で70代の女性が負傷した。熱海市では倒木で自宅の窓ガラスが破損し、69歳の男性が手首に切り傷を負った。いずれも軽傷で命に別条はないという。

 物的被害では河津町で9日未明、河津川に架かる長さ約27メートル、幅約5メートルの橋が増水によって流される被害が確認された。このほかにも伊豆半島を中心に車が川に転落した、屋根が飛ばされたなどの被害が複数寄せられているという。

 伊豆急行は土砂の崩落や倒木などが複数確認されており、運転再開のめどは立っていない。

 台風の影響で西伊豆町▽下田市▽南伊豆町▽熱海市▽伊東市の5市町計75537世帯に「全員避難」とするレベル4の避難勧告、沼津市など11市町に「高齢者は避難」とするレベル3の避難準備情報がそれぞれ出された。

 県内の東京電力管内では最大4万5800件が停電となり、9日午後0時50分現在も約2万9400軒が停電となっている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ