京アニ事件身元公表から一夜明け 現場に悼む人絶えず

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)第1スタジオで起きた放火殺人事件の現場には、京都府警が未公表だった犠牲者25人の身元を公表してから一夜明けた28日も、ファンらの姿があった。訪れた人たちは雨が降る中、犠牲者を悼んだ。

 スタジオ近くに住む仲谷喬(たかし)さん(86)は「将来のある若者が多く犠牲になり、本当にいたたまれない事件」。初めてスタジオに足を運んだ大阪市の女子大学生(21)は、27日に身元が公表された寺脇(池田)晶子(しょうこ)さんについて「池田さんがデザインする躍動感やリアリティーのあるキャラクターが好きだった。亡くなったことを聞いてショック。理不尽な暴力によってすごい人たちが犠牲になり、悔しい」と第1スタジオに向け手を合わせた。

 京アニの作品「響け!ユーフォニアム」ゆかりの「宇治市観光センター」に置かれたメッセージノートにも、犠牲者を悼む書き込みが増えた。宇治市観光協会主事の兼井茜さん(22)は「海外のお客さまも多く、世界中に愛されていたと実感している」。同センター近くの聖地の一つ、喜撰(きせん)橋を撮影していた中国人の男子大学生は「京アニの作品が大好き。ずっと応援したい」と話した。

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