あなたは大丈夫!? あおり運転しそうな人10項目…複数当てはまると要注意

 常磐自動車道で発生したあおり運転殴打事件。傷害容疑で逮捕された宮崎文夫容疑者(43)の言動は特異なケースかもしれないが、運転中にカッとなったことのある人は少なくないはずだ。山梨大学大学院安全医工学研究室の伊藤安海教授に、あおり運転につながる可能性がある10項目をピックアップしてもらった。「複数当てはまると要注意」だという。

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 宮崎容疑者は今回の事件以外にもあおり運転を繰り返していたとされるが、運転中以外にも、昨年3月にタクシーに客として乗車した際には運転手に対する監禁容疑で逮捕され、その後不起訴となった。飲食店でも長時間にわたるクレームをつけるなどトラブルを起こしていた。

 あおり運転の加害者にならないためにも、自分の普段の性格や癖を把握しておく必要がある。そこで伊藤氏に、自動車教習所などで行われる運転適性の評価にも利用される心理尺度(性格検査)の設問から、あおり運転と関係の深そうな項目を選んでもらった。

 「複数当てはまる人は、攻撃性の高い行動やあおり運転のような傾向が出る可能性が高い」(伊藤氏)という。

 伊藤氏に簡単に解説してもらうと、(1)の好き嫌いが激しいは、「『嫌いだけど、様子を見てみようかな』という姿勢ではなく、『嫌なものは嫌』という柔軟性のなさを示す」という。

 (3)の他人には寛大な方だは、「いいえ」と答えると攻撃性の高さを示すという。「普通は『そんなに寛大でもないかな…』と思いつつも良い方につける。堂々と『いいえ』を選ぶ人は攻撃性が高い傾向」

 宮崎容疑者は「前を走る(被害者の)車が遅く妨害されたと感じた」との趣旨の供述をしていた。

 (4)のばかにされたら、その仕返しをしたいと思うや(10)の自分に都合が悪くなると、相手を責めたくなるという心理が反映されているとの見方もできる。

 「本人が質問に答える検査だが、第三者が見て、当てはまっていてもリスクが高いといえる」と指摘する伊藤氏。

 あおり運転を減らすための課題として「教習所などで適性をみて『危険』と判断されても、指導は入るが、最終的には免許を取得できる。このままでいいのかを考えるべきではないか。また、実際に事故を起こした人物の、過去の検査結果をさかのぼって分析をすることも必要ではないか」と提言した。

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