京アニ放火 京都府警が25人の身元を公表

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)第1スタジオで起きた放火殺人事件で、京都府警は27日、亡くなった35人のうち公表されていなかった25人の身元を公表した。事件発生から約40日後となる異例の公表で、8月2日に公表された10人とあわせ、これで全員の身元が公表されたことになる。

 府警は発表がこの時期になったことについて、「会社の意向を丁寧に聞き取りつつ、葬儀の実施状況などを考慮し、広報の方法とタイミングについて慎重に検討を進めてきた結果」と説明した。公表したのは、21~49歳の男性8人、女性17人の計25人。

 府警は7月18日の事件発生後、DNA型鑑定などで犠牲者の身元の確認を進め、1週間後の25日にはその時点で亡くなっていた34人の身元を全て特定した。府警は並行し、犠牲者の家族や被害者のケアを行う「被害者支援班」を立ち上げ、遺族へのサポートに当たるとともに、被害者家族や京アニと公表方法についても協議。その結果、8月2日に10人、この日の25人と2回にわけての身元公表に至った。

 事件は7月18日午前10時半ごろ発生。府警が殺人などの容疑で逮捕状を取得した青葉真司容疑者(41)が侵入してガソリンをまいた後に爆発が起こり、鉄筋コンクリート3階建てが全焼し、35人が死亡し、34人が負傷。青葉容疑者も全身やけどで大阪府内の病院で治療を受けており、事情が聴けていない。

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