被害絶えないあおり運転 常磐道殴打、逮捕1週間

 茨城県の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、傷害容疑で宮崎文夫容疑者(43)が逮捕されてから25日で1週間。県警は殴打だけでなく、あおり運転も暴行容疑で立件することを目指す。あおり行為そのものを取り締まる法律がない中、専門家は法整備の必要性を指摘する。

 捜査関係者によると、宮崎容疑者はあおり運転の理由について「前を走る(被害者の)車が遅く妨害されたと感じた」との趣旨を供述。7月21日に横浜市のディーラーで借りた車は、同月23日にも愛知県と静岡市で悪質運転をしており、常習的に繰り返していた可能性が高い。

 捜査幹部は「傷害だけでは終わらせない。あおり行為も立件する」と強調するが、暴行罪は最高刑が懲役2年。命の危険もある行為に対して「軽すぎる」との声もある。甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「危険な運転自体を正面から処罰する法律が必要だ。社会の関心の高まりが法整備への大きな後押しになる」と話している。

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