「やり過ぎた」あおり男・宮崎容疑者を専門家が分析 攻撃性の背景に「被害妄想とカネ」

 常磐自動車道でのあおり運転殴打事件で「やり過ぎた」と供述した宮崎文夫容疑者(43)だが、逮捕前の言動には一方的な被害者意識と自己正当化が目立った。専門家は、被害者意識と攻撃性について「カネ」の存在を指摘した。

 あおり運転の様子はドライブレコーダーの映像でも残されているが、宮崎容疑者は「危険な運転をしたつもりはない」と話している。

 その心情について、ヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は「自己顕示欲が強く、見た目を気にするような小金持ちによくみられる。危険な運転も自分自身が王様気分でいるため、『道は相手が譲るもの』『俺の運転に文句あるのか』という考えが働き、悪いことをしたとは思っていないだろう」と分析する。

 日向野氏によれば、本来は小心者の人間が、仕事や日常生活で時間的、経済的に行き詰まるなどしてストレスをためた結果、間違った方向にエネルギーを使うことが多いという。

 宮崎容疑者は昨年3月にタクシー運転手を降車させなかったとする監禁容疑で逮捕された際、横を走る車のナンバーをメモするなど、被害妄想のような言動が明らかとなっている。

 一方、飲食店では横柄な態度を示し、数時間にわたりクレームをつけていたにも関わらず、自身のSNSでは「ご馳走様でした★ 店主は大変気さくな方で閉店間際だったにも関わらず暖かく出迎えて下さり嬉しかったです(原文ママ)」などとベタ褒めしている。

 この不可解な心理状態について前出の日向野氏は「お金を払う相手を自分の“奴隷”として下に見ているのではないか。SNSでは世間に『俺はカネをかけて、こんなうまいものを食っているんだ』と見せつけるような心理が働いているのだろう」と推察した。

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