あおり男&ガラケー女、出会い系サイトで知り合う? 交際後、異常行動がエスカレートか

 茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、傷害容疑で逮捕された大阪市の会社役員、宮崎文夫容疑者(43)と、「ガラケーの女」こと同市の会社員、喜本(きもと)奈津子容疑者(51)=犯人隠避容疑などで逮捕=が出会い系サイトで知り合ったことが分かった。宮崎容疑者は以前にもトラブルを重ねていたが、喜本容疑者と知り合って以降、異常行動をエスカレートさせていた。

 茨城県警は20日、宮崎、喜本両容疑者を送検した。

 2人の関係について、喜本容疑者の高校の同級生がFNNの取材に語った。同級生が喜本容疑者から初めて宮崎容疑者の話を聞いたのは今年2月下旬だったという。

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 喜本容疑者は交際前のバレンタインデーには、30万円相当の高級ブランドバッグを宮崎容疑者へプレゼントした。宮崎容疑者は「ホワイトデーに倍返しする」と話したが、バッグを直後に紛失したという。

 宮崎容疑者は今月10日午前6時15分ごろに被害者の車を停止させて顔面を殴打するまで、数キロにわたり急な車線変更や減速を繰り返していた。傷害容疑については、停止後に車がぶつかったことで「頭にきて殴った」と認める一方、「危険な運転をしたつもりはない」と話している。

 同じ車によるあおり運転は、7月23日に静岡市清水区と愛知県岡崎市でも確認されていることから、愛知、静岡両県警と連携して捜査を進める。

 宮崎容疑者は昨年3月、京都市南区のコンビニ前の駐車場に停車したタクシー車内で、男性運転手を「降りたら死ぬぞ」などと脅迫。降車できないよう不法に監禁したとして監禁容疑で京都府警に逮捕され、その後、起訴猶予となった。

 NHKによると、運転中のタクシー車内で追い抜いていく車のナンバーを1台1台メモしたり、警察に電話をして「囲まれている」などと話していたという。

 自宅マンション前でもたびたび警察沙汰の騒動を起こしていた宮崎容疑者だが、喜本容疑者と出会って以降も異常行動が収まる様子はなかった。今回の事件でも喜本容疑者は宮崎容疑者の車に同乗し、暴行の様子をガラケーで撮影していた。

 新潟青陵大学大学院の碓井真史教授(社会心理学)は、「『男性性』と『女性性』は、異性がいると(互いに)刺激される。男性の場合、女性が近くにいると、荷物を持ってあげようとしたり、不審者が近づいたときに普段なら逃げるのに、男らしさを示すこともある。これが良い方に向けば女性を守る勇気になるが、悪い方に向けば、普段以上の乱暴になることもある」と解説する。

 この種の強さを求める女性にとって、男性が自身の「代わり」になることもあるという。

 碓井氏は「『自分の要求を通したい』『要求通りにならないのは周りが悪い』と考えるが、実際に人を殴ったりする腕力がない一部の女性にとっては、代わりにやってくれる男性が魅力的に映ることもある」と話す。

 県警は喜本容疑者について傷害幇助(ほうじょ)容疑での立件を視野に捜査を進める。

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