あおり男・宮崎容疑者“粗暴歴”と51歳ガラケー女・喜本容疑者の“行状”

 ■事件後もインスタに高級車や食事の写真 逮捕時に絶叫「押さえつけないで!」「手をつなぎたいんですけど!」

 常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件。傷害の疑いで茨城県警に指名手配されていた会社役員、宮崎文夫容疑者(43)は18日、自宅のある大阪市東住吉区内で警察官に囲まれ、暴れ回るなか逮捕された。被害者をガラケーで撮影、宮崎容疑者をマンションの自室にかくまったなどとして犯人蔵匿と犯人隠避容疑で逮捕された交際相手で同区の会社員、喜本(きもと)奈津子容疑者(51)のあきれた行状も浮かんできた。

 県警は19日、宮崎容疑者を取手署に移送した。「殴ったことは間違いない」と容疑を認め、被害者の車を停止させた後に「車をぶつけられたので殴った」と供述しているという。逮捕容疑は今月10日、常磐自動車道で被害者の車の進行を遮り、無理やり停車させた後に「殺すぞ」などと怒鳴りながら5回にわたって顔を殴打した疑い。

 宮崎容疑者は18日の逮捕時、大勢の警察官に取り囲まれて「逃げも隠れもしません」「ちょっと待ってください、こんなふうなことしないでください」と叫び、自らの意思で出頭すると訴えた。大きなサングラスにニット帽を深くかぶり、ガラケーを手に、その後も「(現場を管轄する)東住吉警察署は非常に苦い思い出があるので嫌なんです」などと抵抗した。

 宮崎容疑者に付き添うように身柄確保の現場にいた喜本容疑者は、帽子とサングラス、マスク姿でガラケーとスーツケースを手に「押さえつけないでください」「(宮崎容疑者と)手をつなぎたいんですけど」と標準語で警察の対応を批判。テレビカメラに「先にあおってきたのは向こうです」と主張した。

 喜本容疑者は宮崎容疑者と同じマンションの別の階で生活しており、自分の部屋に宮崎容疑者をかくまった疑いがもたれている。関東出身で、仕事でも宮崎容疑者を支えていたという。

 宮崎容疑者は事件後の12日、インスタグラムに事故に遭った別の高級SUVを投稿し、追突されたと主張した。15日には大阪市内で食べたとみられる牛タン料理の写真を投稿した。

 昨年3月にはタクシー運転手を「降りたら死ぬぞ」などと脅迫し、降車させなかったとする監禁容疑で京都府警に逮捕された。

 経営者として受けたインタビューでは、仕事を楽しむコツとして「一歩引いた目線で状況を判断し、落ち着いて考えること」と答えていた。落ち着いて考えた行動だったとは到底思えない。

 ■若狭氏「喜本容疑者は傷害幇助も」

 喜本容疑者が逮捕された犯人隠避罪について、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は、「量刑は、3年以下の懲役、または30万円以下の罰金。傷害罪の犯人隠避で、被害者のけがの程度が口を切ったなど1~2週間程度なので、それほど重い罪にはならず、罰金10万円程度ではないか」と話す。

 ただ、喜本容疑者とみられる女性がガラケーで被害者を撮影する場面も写っていた。若狭氏は「傷害罪の幇助(ほうじょ)犯で立件される可能性もある。現場で撮影したことで被害者をひるませ抵抗しづらくさせ、宮崎容疑者が暴行しやすくするよう手助けをしたともとれる。傷害罪は15年以下の懲役または50万円以下の罰金で、幇助犯はその半分の量刑となる。幇助の場合は罰金では済まされず、懲役刑の裁判になる可能性もある」と指摘した。

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