あおり運転は立件できるか 宮崎容疑者逮捕、捜査の焦点は

 茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で18日、傷害の疑いで指名手配されていた宮崎文夫容疑者(43)が逮捕された。今回の逮捕容疑は、男性会社員に対する暴行に関するもので、今後、悪質なあおり運転の行為をどう立件するかが捜査のポイントとなりそうだ。茨城県警などは、走行距離が2千キロに上ったSUV内の捜査や高速道路上などに残る記録の解明を進め、捜査を本格化する。

 あおり運転をめぐっては、神奈川県の東名高速道路で平成29年6月、ワゴン車の夫婦がトラックに追突されて死亡した事故で、横浜地裁が自動車運転処罰法に規定のない停車後の事故での同法違反(危険運転致死傷)罪の成立を認めた。以降、あおり運転の厳罰化が進んでおり、山本順三国家公安委員長も今回の事件を受け「あらゆる法令を駆使する」と厳しい姿勢で臨む方針を示していた。

 今回のあおり運転に関する捜査は、まず運転者が宮崎容疑者だったかどうかの特定が前提となりそうだ。

 茨城県内での傷害事件では、宮崎容疑者が運転席から降りる映像が被害男性のドライブレコーダーによって確認。しかし、静岡県や愛知県内でのあおり運転は、運転手が誰か特定できていない可能性が高い。

 茨城県警は宮崎容疑者が犯行時に使用していたSUVを押収しており、運転席に残る指紋や微物を採取して、立件への有力な手がかりにする。さらに、宮崎容疑者がたどった高速道路上の自動料金収受システム(ETC)などの記録と各現場の防犯カメラの映像などを収集し、宮崎容疑者の足取りを確認するとみられる。

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