常磐道あおり運転で指名手配、宮崎文夫容疑者の素性と罪状 不動産会社経営か 「危険運転」適用の可能性も

 ついに捜査が動き出した。茨城県の常磐自動車道で、あおり運転をして強引に車を停止させたうえ、運転していた男性を殴ってけがをさせたとして、茨城県警は16日、傷害の疑いで住所、職業不詳、宮崎文夫容疑者(43)の逮捕状を取り、全国に指名手配した。同県警は同乗の女性についても捜査を進める。宮崎容疑者は他県でも複数回あおり運転を行ったとの情報があり、関連を調べている。

                   ◇

 宮崎容疑者の手配容疑は、10日午前6時15分ごろ、常磐道上り線の守谷サービスエリア付近を走っていた茨城県阿見町の男性会社員(24)の車の前に自分の車で入るなどして停止させたうえ、「殺すぞ」などと怒鳴りながら、男性の顔面を複数回殴打し、けがをさせた疑い。ドライブレコーダーの映像を見る限り、常軌を逸している。

 県警は15日、宮崎容疑者が運転していたBMWを押収した。横浜市内のディーラーから先月21日、3日間の約束で代車として貸し出された、スポーツタイプ多目的車(SUV)だった。同じナンバーの車は同月23日、愛知県の新東名高速道路と静岡市の国道1号でも、あおり運転をしていたとの情報がある。

 本人のものとみられるSNSアカウントによると、宮崎容疑者は関西の私立大学を卒業後、大手製造会社に就職、現在は不動産会社などを経営しているようだ。

 今回の手配容疑は傷害だが、他にも法律違反の可能性が多々ある。

 弁護士の高橋裕樹氏は「警察庁は、あおり運転に暴行罪を適用しているため、今後暴行容疑が加わる可能性が高い。傷害罪の最高刑は懲役15年、暴行罪は同懲役2年とされるが、初犯の場合、被害者と示談が成立すれば実刑判決を免れる可能性もある」と指摘する。

 さらに、高橋氏は「2017年に神奈川県の東名高速道路で発生したあおり運転で夫婦2人が死亡した事故では、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪が適用された。難しい判断だが、この判例を踏まえれば、今回も同罪が適用される可能性はある」「返却期限を大幅に超えてBMWを乗り回した件は、横領罪が適用される可能性もある」という。

 ぜひ、厳罰を望みたいところだ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ