京アニ放火 容疑者はネットカフェを利用 本社近くも下見か

 アニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ)のスタジオ(京都市伏見区)で18日に発生した放火事件で、殺人などの容疑で逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)が犯行前に京都駅周辺のインターネットカフェを利用していたことが22日、捜査関係者への取材でわかった。ネットカフェで情報収集をしていた可能性もあり、府警が関連を調べている。

 捜査関係者によると、ネットカフェを利用していたのは犯行の数日前。青葉容疑者は、このネットカフェを一時利用し、宿泊はしていないとみられ、トラブルは確認されていないという。府警は引き続き、青葉容疑者の事件前の足取りを捜査している。

 また、青葉容疑者と似た男が犯行前日の17日に京都府宇治市の本社周辺を台車を押しながら歩いている姿が周辺の防犯カメラの映像に残されていたことも新たにわかった。

 防犯カメラに記録された時間は同日午後2時半ごろ。青葉容疑者とみられる赤いTシャツと青いジーンズ姿で黒いリュックサックを背負った男が、宇治市木幡の児童公園の前を何かを載せた台車を押して本社の方向に歩く様子が撮影されている。この地点から京アニの本社までは約130メートルしか離れていない。

 青葉容疑者とみられる男は放火現場から数キロ離れた宇治市内のホームセンターで携行缶や台車を購入していたこともわかっており、府警は、青葉容疑者は入念に準備したうえで、放火した第1スタジオだけでなく、本社など他の施設も下見していた可能性があるとみて詳しく調べている。

 事件を受け、京都府警は亡くなった34人の遺族や負傷者を支援する専門の「被害者支援班」を約100人態勢で発足している。事件直後から、事情聴取に付き添ったり、安否が分かっていない従業員に関する問い合わせに応じるなどして、遺族や負傷者をサポートしている。

 府警警務課は「突然のことで、家族や関係者の方々は不安な日々を過ごされている。少しでも不安が和らげられるよう全力で支援にあたりたい」としている。

 被害者支援に関する相談の窓口は伏見警察署・犯罪被害者支援係(075・602・0110)。24時間対応。

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