帰宅の避難者「ひと安心」 鹿児島県など、土砂災害に警戒

 「ひと安心だ」。九州南部で降り続いた雨で、鹿児島、宮崎を中心に避難所に身を寄せていた避難者の多くは4日朝、天気の回復を受け、ほっとした表情で帰宅した。ただ、避難指示が解除されていない地域もある。鹿児島県は土砂災害などの恐れもあり、「油断できない」として住民に引き続き警戒を呼び掛けた。

 近くの川が一時氾濫危険水位を超えた鹿児島市西別府町の公民館にはピーク時に約200人が集まり、不安な夜を過ごした。3日午後から妻と避難していた吉村哲二さん(75)は「川沿いに住んでいるので氾濫が怖かったが、今朝見に行くと水かさが減っていた」と笑顔で避難所を後にした。

 一方、宮崎市高岡町浦之名の公共施設では、避難指示解除を受けて全員が帰宅。自営業、工藤逸男さん(73)は「この2日間はよく眠れなかったので、ゆっくり休みたい」と胸をなで下ろした。熊本市西区の避難所も全員が帰宅し、同区の上村和香子さん(72)は「家で熱いお茶を飲みたい」と話していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ