「なぜ言葉で謝罪ない」なぎさ被告判決公判 傍聴70席に301人

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が1月に自宅浴室で死亡した虐待事件で傷害幇助(ほうじょ)罪に問われた母親のなぎさ被告(32)の26日の判決公判には、70席の一般傍聴席を求めて、約4・3倍の301人が朝早くから列を作った。

 裁判を傍聴した同県茂原市のアルバイト、田辺大士さん(36)は「法廷でなぎさ被告は泣いており、反省はしているようだった。夫の勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=が厳しく締め付けたせいで、虐待に加担せざるを得なかったのではないか」と話した。

 同県船橋市の主婦(35)も「決して人ごとではなく、誰にでも起きることのように感じた。早めに離婚してしまえばこんなことにならなかった。守るべき子供を守れなかったという意味では(なぎさ被告も)かわいそう」と感想を述べた。

 一方、東京都在住の20代の女性会社員は「言葉での謝罪がなかったのは、わが子のことなのに何でなんだろうと思った」となぎさ被告の反省の態度に疑問を投げかけた。

 傍聴席には初公判に引き続き同県幹部の姿も。傍聴した尾関範子児童家庭課長は「家庭内で行われたドメスティックバイオレンス(DV)のリスクを評価していくことの重大さと責任を改めて感じた」とコメントした。

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