五輪チケット 当選通知の偽メールにご注意 組織委「詐欺の恐れ」

 2020年東京五輪観戦チケットの抽選結果が20日に発表されるが、大会組織委員会は、当選の通知を装う偽メールが送られてくる危険性があるとして、注意を呼びかけている。偽メールに書かれたURL(インターネットサイトのアドレス)からクレジットカードの暗証番号などが盗み取られる恐れがあり、正規の通知メールにはURLを盛り込まない方針だ。

 ネット上では実在する企業や組織を装って、個人情報や金銭を盗み取るフィッシング詐欺被害が相次いでいる。東京五輪に関する偽サイトもすでに100件以上が確認されており、犯罪グループは世間の関心の高い観戦チケットに目をつけ、今後も巧妙な偽サイトを作成する可能性がある。

 フィッシング詐欺の手口は、有名企業の名称などを使って相手を信用させ、本文で「あなたのアカウントに不正アクセスがあった」などとして偽サイトに誘導。その後、言葉巧みに偽サイト上で個人情報や、銀行やクレジットカードの暗証番号を打ち込ませ、情報を盗み取る。

 メールを受け取った際は送信元やURLを注意深く確認すれば、被害を未然に防ぐことができるが、パソコンに比べ、スマートフォンでメールを見る場合は細心の注意が必要になる。

 スマホは画面が小さいため、送信元のメールアドレス全文が画面上に表示されないことが多い。犯罪グループはそうした状況につけ込み、スマホ画面に表示されそうなアドレスの前半部分だけに、人々がつられるような文言を打ち込む。

 観戦チケットのメールの場合、組織委などのアドレスに似せて、「tokyo2020」「olympic」などの用語が悪用されることが想定される。

 組織委は20日に、チケットの当落を知らせるために、申請者全員に電子メールを送信するが、「本文にURLが明記されていたら偽メールだと思ってアクセスしないでほしい」と呼びかけている。

 このほか、組織委は詐欺防止のために、はがきや電話でも当選通知を一切、行わないことも決めている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ