生後3カ月長女殺害 伊藤容疑者「心療内科受診する」 不眠で保健師に相談 新潟・長岡

 新潟県長岡市で生後3カ月の女児、光ちゃんが床に落とされ殺害された事件で、長岡市は13日、市役所内で記者会見を開き、新潟県警に殺人の疑いで逮捕された母親の同市職員、伊藤法子容疑者(31)=同市末広=が今年5月、保健師に不眠を訴え「心療内科を受診する」と話していたことを明らかにした。磯田達伸市長は事件について「幼い命が失われ、誠に遺憾で残念だ」とした上で、原因究明に向け情報収集する方針を示した。

 同市によると、伊藤容疑者は4月16日、市が委託した助産師の自宅訪問を受けた際、「夜間3回起きて授乳している」と不眠を訴えた。助産師は市の産後ケア施設を紹介したが、その後の利用はなかった。訪問時、光ちゃんに傷跡などはなかったという。

 5月8日には、長男の3歳児検診を市の施設で受けた際に問診票の「眠れない」という項目にチェック。保健師に「近々、心療内科を受診する」と伝えた。市は6月中に受診の有無を確認する予定だったという。

 伊藤容疑者は平成22年4月に採用。福祉相談課などをへて、25年4月から人権・男女共同参画課に在籍し、男女共同参画の計画や女性活躍の推進などの業務をしていた。今年1月から産休を、4月から1年間の育児休業を取得していた。同市職員の夫と長男、光ちゃんの4人家族。仕事ぶりは非常にまじめで明るく活発で、育児の悩みなど変わった様子はなかったという。

 磯田市長は13日の会見で、これまでに市に寄せられた子育て相談の再点検や相談窓口の増設、医療機関との緊急連絡会議の開催といった対策を実施することを発表した。

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