登山道に慰霊の風車 日航機墜落34年を前に 群馬

 520人が亡くなった昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故から34年になるのを前に、現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の管理人、黒沢完一さん(76)らが12日、犠牲者の慰霊のため、登山道に色とりどりの風車を飾り付けた。

 雨が降り、もやのかかる中、黒沢さんとボランティア団体のメンバー3人が、尾根に向かう途中の「スゲノ沢」付近に並べると、風車は静かに回った。

 慰霊の風車は平成22年から毎年、この時期に設置。遺族らの寄付で集まった風車は今年、230本と過去最多になった。事故の起きた8月12日には多くの遺族が慰霊登山に訪れる。

 黒沢さんは「今年も無事に並べることができて良かった」とほっとした様子。ボランティア団体「御巣鷹の事故を忘れない会」会長の原田喬さん(79)は「多くの人に訪れてもらい、事故のことをより深く知ってほしい」と話した。

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