国の補助金「ぼったくって」籠池被告らが要求 設計業者が証言

 国や大阪府・市の補助金をだまし取ったなどとして詐欺罪などに問われた学校法人「森友学園」前理事長、籠池(かごいけ)泰典被告(66)と妻の諄子(じゅんこ)被告(62)の第3回公判が31日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で開かれた。学園が大阪府豊中市で開校を目指した小学校の校舎設計業者の社長が証人出廷し、両被告から国の補助金を「ぼったくって」と要求されたと証言した。

 社長は平成27年7月に学園が国の補助金を申請した際、代理人として見積書を作成した。この中で校舎建設費を約23億円と、実際の費用よりも過大に計上した。証人尋問で社長は、当時の打ち合わせの際に、両被告が「(補助金を)ぼったくってよ。多めにとってしまおう」「補助金にすがりたい」と発言したと述べ、申請書には籠池被告が押印したと明かした。

 社長は、補助金の算定基準となる工事費や設計費を水増ししたことも認めた。詐欺行為に該当すると考えたが「補助金を欲しいという事業主の期待があれば立場上断ることは難しい」と話した。

 両被告は国の補助金詐取について「だまし取る認識はなかった」と無罪を主張している。

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