後を絶たぬ登下校中の事件 狙われる児童、学校の安全確保にも「死角」

 川崎市多摩区で28日朝、登校中の私立カリタス小学校の児童らが襲撃された。これまでにも登下校中の児童や生徒が事件の被害に遭い、学校現場は安全確保に努めてきたが、全てを見守ることは極めて困難というのが実情だ。

 複数の小学生が刃物で襲われた事件では、大阪教育大付属池田小学校児童殺傷事件がある。2001年6月8日に宅間守・元死刑囚(04年9月に死刑執行)が包丁を持って学校に乱入、教室で1、2年生の児童8人を殺害、児童13人と教師2人に重軽傷を負わせた。

 この事件以降、文部科学省は学校の安全対策を強化してきた。校門の施錠や防犯カメラの設置など敷地内への不審者の侵入防止に加え、ボランティアやPTAによる通学路の見守り活動も広がった。学校保健安全法では、各校に安全計画や危機管理マニュアルの策定を義務付けた。

 それでも通学路や帰宅後には「死角」が生じる。05年には栃木県今市市(現日光市)で小1女児が下校中に行方不明となり、殺害される事件が発生した。

 17年3月には千葉県松戸市でベトナム国籍の小3女児が登校中に連れ去られ殺害されたほか、新潟市では、昨年5月に下校中の小2女児が殺害された。

 今年4月には、お茶の水女子大付属中で秋篠宮ご一家の長男、悠仁さまの机に刃物が置かれる事件も起きている。

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