津波被害から新たな一歩 閖上で町開き、空き地も

 東日本大震災で最大約9メートルの津波に襲われ、住民754人が犠牲になった宮城県名取市・閖上地区で26日、「まちびらき」の式典が開かれた。かさ上げされた土地に住宅や商業施設が完成したが、空き地も多く、今後の町づくりが課題となる。

 式典では山田司郎市長が「新たなスタートラインに立った」とあいさつ。住民らが約500個の風船を青空に放った。

 震災が発生した午後2時46分には、慰霊碑が立つ公園で黙とう。津波で妻を亡くした無職、木皿俊克さん(62)は「天気も良く風もおだやかで、空から妻が見ているような気持ちになった」と語った。

 防潮堤の建設に加え、土地を約5メートル高くして、市が平成26年10月から区画整理事業に着手した。30年4月に、小学校と中学校を一貫校として再建した閖上小中学校が開校した。

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