前の車に続き中央線超え進入か 大津・園児死傷事故

 大津市大(おお)萱(がや)の県道交差点で、車2台が衝突し、弾みで1台が保育園児の列に突っ込んで園児2人が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕された同市一里山の無職、新(しん)立(たて)文子容疑者(52)が運転する車と、直進してきた軽乗用車が衝突したのはセンターラインを越えた位置だったことが10日、滋賀県警大津署への取材で分かった。

 新立容疑者が、前の車に続いて交差点を右折したことも新たに判明。調べに対し、「前をよく見ていなかった」「ガシャンという衝突音で初めて相手の車に気付いた」と供述しており、前方不注意のまま、前の車に続いて漫然と反対車線に進入したことが事故につながったとみられる。また、現場には軽乗用車のパンク以外の目立ったタイヤ痕がないことから、同署は衝突まで双方がブレーキをかけていなかった可能性が高いとみている。

 署は10日、同法違反(過失致死傷)容疑で、新立容疑者を送検。軽乗用車を運転していた同市若葉台の無職、下山真子さん(62)については同法違反容疑で逮捕後、釈放して任意で取り調べをしており、今後書類送検する方針。下山さんの車にはドライブレコーダーが搭載されており、同署は記録された映像を解析し、事故当時の詳しい状況を調べている。

 園児たちが通っていた「レイモンド淡海(おうみ)保育園」は事故を受けて休園しており、13日から再開する予定。現場交差点には9日夜、事故の再発を防ぐため、県が緩衝具のクッションドラムを設置した。

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