台風被害の和歌山・白崎海洋公園 20日から一部復旧

 昨年9月の台風21号で甚大な被害を受け、休園となっていた和歌山県由良町大引の「白崎海洋公園」が20日から、園内の一部を開園する。被災後の復旧工事で展望台や駐車場などの一部施設が利用可能になり、町の担当者も「ゴールデンウイークの前に何とか再開にこぎつけることができた」と胸をなで下ろしている。

 園は日本有数の人気ダイビングスポットとして知られ、青い海と白い石灰岩の白崎海岸沿いの景色は「日本のエーゲ海」とも呼ばれていた。

 ところが昨年9月の台風21号で、ダイビングプールを備えた「クラブハウス」や宿泊ができる「ログハウス」などが大きな被害を受け、長らく休園状態になっていた。

 指定管理者も10月末に撤退。過去にも台風被害に遭っているため、町は公園の完全復旧を断念し、一部施設の早期復旧を目指してきた。

 20日からは、案内所がある「パークセンター」や展望台、駐車場や公衆トイレなどの一部が利用可能となる。展望台は徒歩で向かう場合のみ使うことが可能。駐車場と公衆トイレは「道の駅」としての機能を担うため、24時間利用できる。日中の園内には町の臨時職員3人が交代制で常駐するという。

 運営は当面の間、町が行う。今後、ログハウスやキャンプ場、特産物売り場の営業再開や公園の全面開放に向けた復旧工事を進めていく。ダイビングプールを備えたクラブハウスについては今後の活用方法を検討中としている。

 町の担当者は「休園状態が長期間続き、申し訳ない。まずは海岸の美しい景色を楽しんでいただければ」と話している。

 開園に合わせ、20、21両日には、軽トラックの荷台を店舗に見立て、さまざまな魚や野菜、加工品などを販売する「軽トラ市」を園内で開催する。

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