北海道震災から半年 厚真町長「立ち直ることが亡くなった方々にこたえること」

 昨年9月6日に震度7の揺れに見舞われ36人が犠牲になった北海道厚真町(あつまちょう)。地震から6日で半年を迎えるにあたり、宮坂尚市朗(しょういちろう)町長(63)は産経新聞のインタビューに答え、「厚真の潜在力が失われたのではない。立ち直ることが亡くなった方々、苦労した先人にこたえることになる」と復興を誓った。一問一答は次の通り。(聞き手 杉浦美香)

 --今の心境は

 「振り返ればあっという間に時間が過ぎ去った。あまりにも身近な方々の犠牲は重い」

 --課題は

 「被災地として、仮設住宅などの応急手当てはできたが、あまりにも全町的に住宅が傷んだ。全壊、半壊などの建物が300近くある。これらは個人の資産なので、なかなか決着がつかない」

 「公共施設は国や道、町が災害復旧を行っていく。一部土木工事も始まっているが、査定作業が1月に終わり、春になるとさらに、重機の槌(つち)音が響き、災害復旧が加速していく」

 --震災遺構の構想は

 「山林の大規模崩落が起きた吉野、富里地区では19人が亡くなり、厚真の象徴のようになっている。そこの景観が整えば、北部山間地の皆さんの気持ちが和らぐと思う。慰霊施設として、公園化していくことを考えている。

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