大阪市発注の水道管工事、9割で不正 三百数十社関与か

 大阪市は12日、市発注の水道管工事で平成24~29年10月までに完了した1175件の約9割で、業者が指定外の資材を使って不正に埋め戻しをしていたと明らかにした。不正には三百数十社が関与したとみられ、市は入札参加停止処分や損害賠償請求などを行う方針。

 不正があったのは、老朽化した水道管の交換工事など。市は地面を掘り起こした際、埋め戻し材として有害物質や水分を除去した安全性の高い「改良土」を使うよう指定していたが、29年に業者が安価な別の資材を使用しているとの外部通報が市にあり、調査を開始。記録が残る24年度以降の1445件について調査を行っている。

 市によると、29年10月までに完了した工事の約9割で伝票を偽造し、指定の土を購入したように装う不正を確認した。残る270件の工事についても不正の有無を調べ、3月中に結果をまとめる予定。道路の安全性への影響はないという。

 吉村洋文市長は12日、記者団に対し、市職員の関与について「本当に知らなかったのか非常に疑問だ」と指摘。職員の関与を調べている外部監察チームの結果を待ちたいとした。

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