棒と板で穴を掘る場当たり的犯行 女子大生殺害

 日本薬科大1年、菊池捺未(なつみ)さん=当時(18)=を殺害したとして再逮捕された茨城県神栖市深芝南の無職、広瀬晃一容疑者(35)は、現場にあった棒や板で穴を掘って遺体を埋め、菊池さんのコートなどを置き忘れたまま現場を離れたという。ずさんな点が多く、場当たり的な犯行だった可能性が浮上している。

 捜査関係者によると、広瀬容疑者は自宅アパートから十数キロ離れた農道に止めた車内で、初対面だった菊池さんを殺害。そばの茂みに遺棄した状況を「その場にあった棒で土を突いて軟らかくし、近くの板で穴を掘った」と供述した。

 スコップなどの道具は使っておらず、時間をかけて掘ったとみられるが、穴は深さ50センチ程度。「土を少し取り除けば、遺体が見える状態」(捜査関係者)だった。

 菊池さんのコートなどは、現場付近で通行人の目につく状態で放置されていた。事件翌日に近隣住民が発見し、落とし物として県警に届け出た。広瀬容疑者は調べに「遺体を埋める際に置き忘れてしまった。翌日取りに行ったら、すでに無くなっていた」と説明している。

 菊池さんのバッグや財布は、遺体を埋めて現場を立ち去った後に捨て、証拠隠滅を図っていた。広瀬容疑者は当初、所持品について「川に捨てた」などと別の場所を説明していたが、その後の調べで正確な場所を供述した。

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