需要高まる「ドラレコ」…あおり抑止に効果も

 あおり運転による追突に殺意を認め、中村精寛被告(40)に懲役16年を言い渡した25日の大阪地裁堺支部判決で決め手となった「ドライブレコーダー」。運転時の周囲の状況が記録でき、あおり運転などのトラブルが起きた際の証拠になったり、抑止も期待されたりすることから需要が高まっている。

 自動車用品販売店大手の「オートバックスセブン」によると、平成24年度に4万9千台だったドライブレコーダーの販売台数は、29年度には36万6千台に急増。ソニー損保が全国のドライバー1千人を対象にした調査では、25年に8・4%だった搭載率が、30年には31・7%まで伸びている。

 注目を集めたのは、神奈川県の東名高速道路で29年、トラックがワゴン車に追突し夫婦が死亡した事故だ。現場付近を通った車両のドライブレコーダーの記録から、ワゴン車の前を走行していた乗用車が執拗(しつよう)に進路妨害を繰り返していたことが判明。危険な運転に対する全国のドライバーの危機感が高まった。オートバックスセブンの担当者は「ここ1、2年であおり運転の認知が広まり、『証拠を残さなければいけない』という危機感から購入する人が増えたのではないか」と分析する。

 ドライブレコーダーを搭載していることを示すステッカーを車体の目立つ場所にはることで、あおり運転などの危険な運転の抑止を期待するドライバーも増えているという。

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