長男揺さぶりの父親、傷害は無罪 大阪地裁

 当時生後約3カ月の長男に暴行してけがをさせたとして傷害罪などに問われ、懲役5年を求刑された父親の建設作業員、三浦孝平被告(29)に対する判決公判が11日、大阪地裁で開かれた。渡部市郎裁判長は「暴行があったと推認できない」として傷害罪について無罪を言い渡した。三浦被告は道交法違反罪でも起訴されており、同罪は罰金30万円とした。

 三浦被告は、平成27年3月14日午前、大阪市住吉区の自宅で長男の体を揺さぶり、体のまひや意識障害などの後遺症を伴う急性硬膜下血腫などのけがをさせたとして、起訴された。

 公判で三浦被告側は、けがは揺さぶり行為以外で生じた可能性があるとして起訴内容を否認していた。

 渡部裁判長は判決理由で、医師の証言などから頭の傷害は「慢性的なものによるものか、外傷による急性のものか判別できない」と指摘。負傷原因が特定できないため「揺さぶりの暴行を加えた事実を推認させるものではない」とした。

 判決後、被告の弁護人の川上博之弁護士は「専門家の証言を聞き、正しい判断が下されたことに安堵(あんど)している」と話した。

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