地面師主犯格逮捕、だましの意図立証焦点に

 積水ハウスが多額の被害に遭った地面師事件は、地面師グループの主犯格とされるカミンスカス操(みさお)容疑者(59)の逮捕で、主要な容疑者の身柄が確保された。警視庁捜査2課は事件の本丸である詐欺罪での起訴につなげるための取り調べを本格化させるが、だましの意図を立証できるかが焦点となる。

 捜査2課はこれまで架空の不動産取引に関する虚偽登記を「入り口」にグループの男女16人を逮捕し、約63億円をだまし取った詐欺容疑での逮捕を重ねた。

 ただ、地面師詐欺は役割が細分化され、関与の度合いに濃淡が生じる。今回も土地所有者のなりすまし役の羽毛田(はけた)正美被告ら5人は詐欺罪で起訴される一方、移動の際の運転手ら一部は処分保留で釈放された。

 カミンスカス容疑者は積水ハウスとの不動産取引の交渉で名前を旧姓の小山操ではなく「小山武」と名乗り、羽毛田被告側の「財務担当」として出席。羽毛田被告に地主役の演技を指導し、交渉チームをまとめるなど中心的な役割を果たしており、捜査2課は主犯格の一人との見方を強める。

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