オウム後継団体、死刑後も「麻原元死刑囚影響下」 公安庁確認

 公安調査庁は21日、国内外の公安情勢をまとめた平成31年版「内外情勢の回顧と展望」を公表。今年7月に元教祖、麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=ら元幹部13人への死刑が執行されたオウム真理教の後継団体について、依然として麻原元死刑囚の影響下にある、との分析を明らかにした。

 「回顧と展望」によると、同庁は麻原元死刑囚の死刑が執行された7月6日に特別調査本部を設置し、同26日までに全国42カ所の後継団体施設を一斉立ち入り検査。教団の後継団体とされる「アレフ」の施設には松本元死刑囚の写真があったほか、教団元幹部の上祐史浩氏が分派、設立した「ひかりの輪」にも、松本元死刑囚と関係のある仏画が掲示されていたという。

 ひかりの輪が新拠点を札幌市に確保し、国内の教団施設は計35カ所に。100人近くの新規信徒を今年獲得したとみられ、現在は国内に約1650人、ロシアに約460人。現金などの資産が10月末で総額11億円を超えたという。一方で松本・地下鉄両サリン事件など一連の被害者・遺族への賠償金支払いは今年1~11月で約280万円だった。

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