東名あおり事故、弁護側が控訴

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転を受けて停車させられた夫婦が別のトラックに追突され死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた建設作業員、石橋和歩(かずほ)被告(27)の弁護側は21日、懲役18年(求刑懲役23年)とした14日の横浜地裁判決を不服として控訴した。

 公判で弁護側は、停車中の事故に対して同罪は適用できないと訴えていたが、地裁の深沢茂之裁判長は「死傷の結果は妨害運転によって生じた事故発生の危険が現実化したものだ」として、あおり運転と死亡との因果関係が認められると判断し、同罪を適用した。

 1審判決によると、石橋被告は昨年6月5日夜、東名高速下り線で、静岡市の萩山嘉久(はぎやま・よしひさ)さん=当時(45)=一家のワゴン車に妨害行為を繰り返して追い越し車線上で停車させ、後続の大型トラックによる追突で、萩山さんと妻、友香さん=同(39)=を死亡させ、同乗の娘2人にけがをさせた。

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