警察、あおり運転の摘発強化 ドラレコ出荷も倍増

 昨年6月の東名高速道路での事故をきっかけに、あおり運転は大きな社会問題となり、警察は摘発を強化。ドライブレコーダーの出荷台数も急増するなど、ドライバーのあおり運転への対策も広がっている。

 警察庁は今年1月、悪質で危険な運転への取り締まりの強化を全国の警察に指示。同庁によると、今年1~6月に道交法違反(車間距離不保持)容疑で摘発されたのは全国で6130件と、昨年同期比の3057件から倍増した。

 中でも大阪地検堺支部は7月、堺市南区の府道で、あおり運転のうえ100キロ近いスピードで前方のバイクに追突し、男性(22)を死亡させたとして、殺人罪で車の運転手(40)を起訴した。あおり運転に殺人罪が適用されるのは異例で、公判では、あおり運転をめぐる「殺意」の認定が焦点となる。

 あおり運転の摘発にはドライブレコーダーの画像が立証の鍵となることが多い。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、今年4~9月のドライブレコーダーの出荷台数は約165万台で、昨年同期比でこちらも倍増しており、ドライバーの意識向上がうかがえる。

 もし、あおり運転に巻き込まれた場合、どのような行動をとるべきか。交通事故の原因を調査している民間会社「交通事故鑑定ラプター」(群馬県)によると、道路脇など人目のある場所で車を止めて、車を施錠して警察の到着を待つことなどが有効な対策という。

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