東名あおり事故 亀岡事故遺族「終わってからも苦しい日々」

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転を受けて停車させられた夫婦が追突されて死亡するなどした事故で、14日に行われた建設作業員、石橋和歩(かずほ)被告(26)の裁判員裁判の判決公判。京都府亀岡市で平成24年4月、無免許の少年が運転する軽自動車が集団登校中の列に突っ込み10人が死傷した事故で妊娠7カ月だった長女、松村幸姫(ゆきひ)さん=当時(26)=を亡くした父、中江美則(よしのり)さん(55)が傍聴し、「遺族は精いっぱい戦えたのではないか」と話した。

 一方で、「遺族にとっては、裁判が終わってからも苦しい日々が続く」と語り、自身は事故から6年たった今も「心底笑うことはできない」と告白した。14日の朝にも中江さんは産経新聞の取材に応じ、亡くなった萩山(はぎやま)嘉久(よしひさ)さん=同(45)=の母の文子さん(78)と、今年2月から交流があることを明かしており、「同じ遺族として支えられたら」と話した。

 一方、一連の裁判で石橋被告は検察側による被告人質問の際にはふてくされた態度で応じるような場面も散見されるなど、誠実さに欠ける態度が目立った。検察側の被告人質問では「単に気にくわないことがあればキレる。そう思われても仕方ないのでは」と問われた際には「そうやないですかね」と投げやり気味に返答。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ