遺族、被害者参加へ 東名あおり運転死亡事故 3日に初公判

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転を受けて停車させられた夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた建設作業員、石橋和歩(かずほ)被告(26)の裁判員裁判が3日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)で始まる。悪質な運転が社会問題化する中、死亡した萩山(はぎやま)嘉久(よしひさ)さん=当時(45)=の母、文子さん(78)は被害者として裁判に参加する予定だ。「あおり運転は許されないということを伝えたい」と初公判を待つ。

 ■衣服を今も保管

 事故は昨年6月5日に発生した。起訴状によると、パーキングエリアで萩山さんから駐車位置を注意された被告が激高。約1・4キロにわたり萩山さんと妻の友香さん=同(39)=らが乗る車の進路をふさぐなどの危険なあおり運転を繰り返した末、高速の追い越し車線上で、後続の夫婦の車を停車させた。

 被告は萩山さんを車内から引きずり出し、夫婦と口論に。その後、後ろから大型トラックが夫婦の車に突っ込み、2人が死亡した。

 事故発生から1年半近くが経過した今も、文子さんのやり切れない思いは募るばかりだ。

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