連続点滴中毒死事件 鑑定留置中の容疑者を追送検

 横浜市の大口病院(現・横浜はじめ病院)をめぐる連続点滴中毒死事件で、入院患者の男女3人を中毒死させたとして、殺人容疑で逮捕された久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)=鑑定留置中=が、一時病死と診断されていた同市鶴見区の無職、中島秋人さん=当時(89)=の殺害にも関与したなどとして、神奈川県警捜査1課は30日、殺人と殺人予備容疑で追送検した。殺人容疑の立件は4人目。

 追送検容疑は平成28年9月13日午前10時15分ごろから同18日午後1時ごろまでの間、入院していた中島さんの点滴袋に消毒液を混入させ、別の看護師に消毒液を中島さんに投与させ殺害。また、同18日午後8時ごろから同19日午前7時半ごろまでの間、6つの点滴袋に消毒液を混入し、殺人の予備をしたとしている。

 久保木容疑者は点滴袋に消毒液を混入した事実は認めている一方、「中島さんを殺害した」との供述はしておらず、同課は引き続き事件の経緯を調べる方針。

 捜査関係者によると、中島さんは一時病死と診断されたが、遺体から消毒液の成分が検出されたため、県警は専門家に遺体の一部の鑑定などを依頼。鑑定の結果、中島さんの死因も中毒死である可能性が高いと判断されたため、同課は立件に踏み切った。6つの点滴袋は未使用の状態で院内に保管されていた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ