ノバルティス元社員ら無罪に検察側が上告 降圧剤データ改竄事件

 製薬会社「ノバルティスファーマ」の降圧剤「ディオバン」をめぐる研究論文データ改竄(かいざん)事件で、東京高検は30日、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反(誇大広告)罪に問われた同社元社員の白橋伸雄被告(67)と法人としての同社に無罪を言い渡した東京高裁判決を不服として、最高裁に上告した。

 研究論文を雑誌に掲載する行為が、薬事法が規制する「広告」に該当するかどうかが争点となったが、東京高裁判決は、顧客の購入意欲を誘うという規制対象の広告には当たらないと判断。「たとえ提供したデータが虚偽で研究者らを利用していた事実が認められるとしても、被告の行為は薬事法違反に当たらない」と結論づけ、無罪とした1審東京地裁判決を支持した。

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