亡き指揮者への思い胸に 厚真町の吹奏楽団、再始動 北海道地震

 9月に発生した北海道の地震で被災し、活動を休止していた厚真町の町民吹奏楽団が27日、練習を再開した。最大震度7を観測した地震では、楽団の指揮者だった松下一彦さん(63)が土砂崩れにより亡くなった。長い間タクトを振り続けた松下さんへの思いを胸に、団員らは再び音色を響かせた。

 町民有志が昭和61年に楽団を結成し、現在は高校生から60代まで男女約20人が所属する。コンクールには出場せず、福祉施設やお祭りなどで演奏。30年以上にわたり地域で親しまれてきた。

 12月21日には、町内の子ども園でのクリスマスコンサートを控える。当面、松下さんの代わりに指揮者となる福祉団体職員、山野下誠さん(47)は「生活は完全に元通りとは言えないけれど、子どもたちの前で演奏することで団員も元気になると思う」と話していた。

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