京成線の大規模運休、原因は台風の「塩害」 耐塩化の対策急ぐ

 京成線が10月、停電により10時間以上も全線運休し約45万2千人の乗客が影響を受けたトラブルで、京成電鉄は27日、台風で飛散した塩分が配電設備や列車に付着し故障した「塩害」が原因と発表した。設備の耐塩化などを急ぐ方針。

 京成線は10月5日午前7時41分ごろ、車両のパンタグラフが焦げ付いたほか、高圧配電線から施設へ電力を分岐する「ケーブルヘッド」の火災が各所で相次ぐなどして計1080本が運休。復旧は遅れ、一部区間は終日運転を見合わせた。

 調査の結果、ケーブルヘッドのカバーに塩分が付着し、雨の影響も受けて絶縁性能が低下し焼損が発生。変電所は異常を感知して停電した。列車のパンタグラフも塩害で同様に不具合を起こした。直前に関東圏を通過した台風24号で巻き上げられた海水の塩分などが付着したとみられる。

 同社は「塩害対策のスピードが遅かった」と陳謝。送電設備やパンタグラフなどの清掃を強化するほか、平成31年度までに塩害に強いケーブルヘッドへの交換を進めるなどとしている。

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