安田純平さんに警視庁が聴取要請 捜査着手判断へ

 内戦下のシリアで2015年に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)に対し、警視庁公安部が聴取を要請したことが16日、捜査関係者への取材で分かった。安田さんの体調が回復した段階での実施を想定している。公安部は聴取内容を精査し、刑法の国外犯規定に基づく逮捕監禁や略取誘拐容疑などでの捜査の可否を慎重に検討する。

 安田さんは今月2日の会見で、拘束期間中に民家や巨大収容所など約10カ所を転々としていたことを明かした。シリア入りの経緯や拘束時の状況は判明しているが、拘束した組織の詳細は分かっていない。

 公安部は安田さんからの返答を待ったうえで聴取を実施し、組織の解明を進める方針とみられる。既に外務省と警察庁が、10月末に一連の経緯を聞き取っている。

 安田さんは15年6月、トルコ南部からシリアに徒歩で入国後、武装勢力に拘束された。日本政府は今年10月24日、解放されてトルコに出国したことを確認。安田さんは同25日に帰国した。 

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